【コラム】損益計算書(P/L)とは
損益計算書とは、その時点での会社の稼ぎを表すものです。あくまでもその時点のものなので、前年やそれ以前のことは反映されません。
また、損益計算書では、その稼ぎの大きさとそれがどこから発生したのかを明らかにしています。
稼ぎ(利益)の種類は大きく分けて3種類
- 企業本来の営業(本業)で稼いだもの
- 企業本来の営業活動に付随して経常的に稼いだもの
- 臨時特別的に発生したもので通常発生しないもの
そして、それぞれの区分ごとに計算される利益は以下のとおりとなります。
本業で稼いだ利益
→ 営業利益
本業以外の利益で経常的に発生する利益を加味
→ 経常利益
その会計期間における最終的な利益
→ (税引前)当期純利益
ですので、本業で儲かっているかどうかをみるためには、営業利益を見る必要があります。もちろん金融機関も営業利益はチェックしています。
例えば、本業を運営するために必要で借り入れたお金の支払利息が、本業の利益である営業利益で賄えていないとなると問題です。最終的な当期利益が黒字になっていることはもちろんですが、営業利益が黒字になっていなければ事業として成り立っていないことになります。
損益計算書はいわば、その会社におけるその期の成績表です。何が要因でその期の成績がそうなっているのか、結果だけではなく内容まで理解して翌期に活かす材料にしていきましょう。
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