【コラム】就業規則
10社中9社が陥る落とし穴について、ポイントを2つお伝えいたします。
◆役所のひな形で安心してしまうこと
この考えが一番危ないです。一番安心だと思っていたことが、実は一番危ないです。
労働基準監督署が提供するひな形就業規則は、労働関係の法律を順守することを最優先に作られています。
そういう意味では、労働基準法の内容が形式を変えて書き換えられているとも言えます。
実際、よく読んでみると、法律で定められている以上に従業員側に手厚いのでは?
と思えるような規程が記載されている場合もあります。当然、労働トラブルがあった時には、完全に従業員の勝ちです。
役所がひな形を配布している理由は、企業に労働基準法を完璧に遵守してもらうためなのです。
◆なんとなくコピペしてしまう
インターネットなどから無料で手に入るモデル就業規則。これも危険大です。理由は2つあります。
1つ目の理由は、そもそも法律を熟知している人が作成したものかどうかわかりません。
そのため、できあがった就業規則が法律違反になる可能性が生じます。
2つ目の理由は、勝手に書き換えてしまうことで、気づかないうちに法律違反になる可能性があります。
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