【コラム】就業規則について
今回は『就業規則』についてお話をさせていただきます。
いきなりですが、就業規則といえば、社会保険労務士の仕事だと思った方もいるかもしれません。
もちろん正解ですが、実は社会保険労務士に全てを任せると、知らないうちにリスクを背負っているケースがあります。
私は年間、就業規則を100社~120社ほど拝見させていただいておりますが、リスクについてお話しいたします。
社会保険労務士の多くは自分で従業員を雇用したことがないかも?
社会保険労務士は労務管理の専門家ですが、ご自分では従業員を雇用したことがない先生もいらっしゃいます。
つまり、企業経営の実体験がないため、理論と推測を中心に就業規則を作成している可能性があります。
問題点をあぶりだす
社長の求める働き方を明文化するべきです。
労働問題は「こんなこと、聞いていません」、「そうは思いませんでした」に始まります。このようにならないために、曖昧な表現はしないことが大事です。
つまり、「トラブルの芽を事前に摘む」ことです。
社長の本音を隠してしまう
就業規則を作る理由は、社長の求める働き方を従業員に伝えることです。良い社長を演じて本音とはかけ離れた就業規則を作ってしまうと、従業員に有利な規程ばかりが盛り込まれてしまうことがあります。就業規則を作る理由は、社長の本音と欲求を従業員に伝え、会社のコントロールを取り戻すことでもあるのです。
就業規則は一度作成すると、改めて見直す機会はあまりないと思います。
これを機会に、ぜひ自社の就業規則を確認してみてください。
また、当社のセミナーでも就業規則の作成のポイントやリスクをお伝えしております。
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