【コラム】絵に描いた餅にならないようにするには?
計画が『 絵に描いた餅 』になってしまわないようにするには?
ということについてお話しいたします。
先ほど月次決算のお話をいたしましたので、特に「財務」についてお話しいたします。
企業の状況により、『計画通りの進捗』『上方・下方修正』等あるかと思いますが、転ばぬ先の杖としてお役立てください。
◆◇◆目標や計画が絵に描いた餅になってしまわないように◆◇◆
私どもは、お預かりした決算書の現状を分析し、改善策を提案することで、企業経営のお手伝いをしております。しかし、専門的とは言え、決算書を分析するだけでは不十分なことが多いのです。
なぜならば、『決算書はあくまで過去の数字をまとめたものであり、現在がどのような状態なのかを示すものではない』からなのです。
つまり、今後の判断をするには決算書だけでは材料不足なのです。
そのため、実際には毎月の試算表をお預かりし、今後の資金計画や次の決算の予測を経営者の方と一緒に行っています。
( 流れ )
財務分析 → 課題抽出 → 改善提案 → 予算立て → 決算予測
しかし、全ての企業が計画・予測通りに進んでいるかと言えば、決してそうではありません。
特に昨年~今年にかけて震災や円高の影響で、計画に大きなズレが生じている企業が多くなっています。
このままでは、当初立てていた計画や予測は、絵に描いた餅になってしまいます。
計画からズレてしまった時に、どのように立て直していくか、どのような考え方をしていくか、という姿勢は、経営をしていく上で大変重要です。
計画からズレてしまったときに経営者が取る行動は、大きく2つのタイプに分かれると言われます。
(1)また計画がズレてしまった、今後の予測も立たないし、計画を立てても仕方がないと、ズレをそのままにしてしまうタイプ
(2)計画がズレてしまったのであれば、そのズレた分を考慮に入れて、随時計画を修正し、数字を管理していくタイプ
皆様はどちらのタイプでしょうか?
私どもが頂くお声で特に多いのは、
『修正しなければならないのはわかるが、具体的にどのような基準で予測を立て、数字を管理し、計画を修正していったらいいのかわからない』というお声です。
確かに未来の予測は難しい事です。(何が起こるかわかりませんから…)
しかし、だからこそ必要なのが計画です。
経営者の判断は、会社の方向性を左右します。
『運』に任せた経営でなければ、必ずなんらかの方法や手段を講じられるはずです。
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