【コラム】今期の利益について
2月になり決算にむけてラストスパートの企業も多いかと思います。
この時期になると、今期は『利益』が出るのかなど悩みごとが増えてきます。
ただ、経営者の方にはぜひ『キャッシュ』についても考えていただきたいと思います。
では、なぜ経営者はキャッシュを考える必要があるのでしょうか?
答えは、キャッシュを考えないと会社が倒産する可能性があるからです。
では、企業は損益計算書で会計上の損益を明らかにしているにもかかわらず、
キャッシュフローを考えないと倒産する可能性があるとはどういうことでしょうか?
それは、会計上は利益がでていても現金が手元にないために支払いができない状態が起こりうるということです。
商品販売では、少しでも顧客が購入しやすいように販売代金の支払いを後に遅らせる、いわゆる掛取引がよく行われます。
具体的には、商品を販売後、2ヵ月経ってから現金が回収できるといったケースがよくあります。
また、一方で、商品仕入れのためにかかった代金の支払いが必要になってきます。
この支払いのタイミングが販売代金の回収後なら問題ないのですが、仕入れてから1ヵ月後の支払いの場合など、販売代金を回収できる前に支払わなければいけなくなるため、元手がありません。
つまり会計上は利益がでているのに支払いができなくなります。
会計上の利益とキャッシュフローのタイミングは必ずしも一致しないことを覚えておくことが大切です。
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