【コラム】銀行の現状と企業の対策
震災後、銀行への融資の要請が非常に増えており、
メガバンク3行には、震災後の融資の要請が9兆円に上りました。
間接的な被害による売り上げ減少のために、手元資金が少なくなっていることや、
このような状況から、企業が半ば衝動的に『融資が必要』と打診をしていることが原因、
と言われています。
ただ、企業が行っている融資申請の全てが通るかどうかは不透明です。
銀行は融資ができるかわからない状態のため、
融資を受けて資金を手元に置いておきたくても、
企業は資金が確保できない状態が続く可能性があります。
「今年の後半は復興需要に伴い、景気が回復する見込みがある」と
言われてはいますが、年末を境に再び冷え込むとの見方です。
そのため銀行としては、【今後の不良債権の増加】に注意を払いつつ、
融資を行うことが予想されます。
ここまでが、報道されている内容です。
では、銀行が融資に対して慎重になっている中で、
企業はどのような対策を取っていけばよいのでしょうか?
端的に言うならば、『この企業に貸しても不良債権にならないだろう』と
銀行が判断するような企業になればいいのです。
では、銀行はどのような基準で不良債権になる可能性を判断しているのでしょうか?
銀行が判断する基準は、企業ごとの【格付け】です。
格付けを上げるためには、【売上や利益があがっているだけでは不十分】です。
【格付け】をあげることができれば、銀行から融資を受けることは以前よりも
容易になります。
銀行が慎重な姿勢をとっている今だからこそ、格付けを上げて、
融資を受けやすくしておく必要があります。
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