【コラム】役員報酬のもらい方を変えてのコストダウン
役員報酬のもらい方を変えてのコストダウン
企業のコストダウンをする場合、実は一番簡単な方法が役員報酬のもらい方を変えてコストダウンを図ることです。
ただ、役員の方々の生活もありますし、従業員様とは異なり、重い責任を負っておりますし、単純に役員報酬を下げてコストダウンしたところで、私生活を困窮させては意味がありません。
このお話しをすると、すでに役員報酬以外の方法で支給をすることでコストダウンを図っている企業様も多いのですが、たいていの企業様がやり方を間違っています。そもそも役員報酬を見直ししよう、コストダウンをしようと考える理由は“売上減”であることが最も多く、要は資金繰りが苦しくなるからなのです。
資金繰りが苦しくなる根本的な原因は何かと申しますと、10社中8社は銀行返済です。役員報酬の設定は返済金額に併せて検討すべきであり、そもそも返済の仕方が間違っているケースも多くございます。
では、そもそもお金を借りることは悪いことでしょうか?
もちろん皆さんがご存知の通り、無借金で経営をすることはすばらしいことですが、事業拡大、設備投資の際は資金が必要になるため、銀行さんからお金を借りることはぜひともすべきだと思います。問題なのは、自社にあった融資がどのくらいの金額で、どのように借りて、どのように返すべきかということをご理解いただいていないことです。
融資の受け方は企業様によって大きく異なりますので、一概にお話しできませんが、共通して大切なことは、
「自社の財務状況を銀行からどのように評価されているかを把握した上で、融資を受ける。」
ということです。
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